梅雨が明け、雲ひとつない晴天に恵まれた愛知県・知多半島西海岸で18日、「核兵器廃絶を」「原発をなくそう」の声が響き渡りました。知多原水協が呼びかけた知多・網の目平和行進です。
毎年、東海岸コース(半田市―大府市)と西海岸コース(常滑市―東海市)を交互に行っています。
出発集会で大久保敏治実行委員長が「新しい核兵器廃絶国際署名が始まりました。世界で数億人分の署名を集めます。一日も早い核兵器廃絶に向け、元気に訴え歩いていきましょう」と話しました。
行進に参加したのは25人。昨年の核不拡散条約(NPT)再検討会議ニューヨーク行動に参加した女性は「原爆で亡くなった人たちに代わり、思いだけでも訴えて歩きたい」と話しました。
集会後、「NO NUKES」「NO! 原発」と書かれた横断幕を持ち、沿道の市民にアピール。昼食休憩をはさみ、名鉄「太田川」駅まで元気いっぱいに行進しました。
参加した男性(69)は「重大事故を起こした原発に、政府はまだしがみついている。日本が先頭に立って、核廃絶を訴えなきゃいけない」。女性(69)は「戦争は歴史上の出来事ではない。戦争の悲惨さを暑さに負けずに伝えていきたい」と語りました。
(7月21日 しんぶん赤旗)