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大激戦の愛知・京都 共産党躍進、すやま(愛知)、大河原(京都)の必勝を

 参院選公示後の初の日曜日となった26日、日本共産党の志位和夫委員長はいずれも大激戦の様相となっている複数区の愛知(改選4)、京都(同2)を駆け巡り、野党と市民の共闘の勝利、比例代表選挙での躍進とともに、愛知で、すやま初美候補、京都で大河原としたか候補の必勝を熱く訴えました。会場となった名古屋市の栄・オアシス21前広場はみるみる聴衆で満たされ、京都駅前も大勢の聴衆で身動きがとれないほどになりました。

 志位委員長は、「野党共闘が効果を発揮しつつある」との世論調査の結果にふれ、「全国のどこでも野党と市民が結束したたたかいが行われています。32の1人区すべてで自民党を打ち破って勝利するため全力をあげる決意です。残る2週間の選挙戦、野党の勝利、共産党の躍進にお力をお貸しください」と訴えました。

「三つのチェンジ」いよいよ重要

 志位氏は、安保法制と憲法改定、「アベノミクス」と日本共産党の対案など、選挙戦の争点を縦横に訴え。そのなかで、英国のEU離脱による打撃が、日本では円急騰、株大暴落という形で、とりわけ深刻にあらわれていることを指摘。「これは『アベノミクス』が日本経済をたいへんもろくしてしまった結果です。金融頼み・投機マネー頼みの経済政策から、内需主導、家計を応援する経済政策に転換してこそ、本当の意味で強い経済をつくれます」と訴えました。

 共産党の抜本的対案――「格差をただし、経済に民主主義を確立する三つのチェンジ」を丁寧に語り、「世界経済が不安定になるもとで、家計を応援し、内需を良くして経済を立て直す、『三つのチェンジ』がいよいよ重要になっています」と強調、「どうかこれを実行する力をあたえてください。日本共産党を躍進させてください」と訴えると、大きな拍手と歓声がわきおこりました。

 京都では、市田忠義副委員長(参院比例候補)が、「共産党は党をつくって94年、反戦平和をつらぬいてきた日本共産党に、『戦争反対、憲法守れ』の願いを託してください」と力説。「1998年の参院選では京都では自民党を追い抜いて比例で第1党になりました。選挙区でも自民党を落として勝利しました。日本共産党の躍進、大河原さんの勝利で自公に打ち勝とう」と訴えました。

 名古屋市の栄・オアシス21前広場では、宣伝カーの前にママの会や市民連合などのメンバーが白、ピンク、水色の風船を持って集いました。

 すやま候補は、「この国に立憲主義と民主主義を取り戻すために、私とたたかってください」と訴え。たけだ良介比例候補は「ぶれずに頑張る共産党が伸びてこそ、必ず政治は変えられます」と訴えました。ママの会@愛知の天野光子さんとシールズの諏訪原健さんが応援スピーチに立ちました。

 シールズを見て関心を持つようになってきたという女性は「アンチ自公だったけど、共産党は『本当はどうなんだろう』と思っていました。日本会議のような改憲を狙うところとたたかってくれる勢力とわかりました。いま、託すなら共産党ですね」と話しました。

 京都駅前は大勢の聴衆で身動きがとれないほど。大河原候補が「命より大企業のもうけを優先する政治を何としても変えなければならない」と決意を語りました。チーム大河原の武山彩子長岡京市議が応援スピーチに立ちました。

 初めて日本共産党の演説を聞いた24歳の女性=京都市=は「小売業で働いていましたが、長時間労働で人手が足りず、体を壊してやめました。社会に出て、法律を守らない企業が多いことに驚きました。残業時間の規制など働き方のチェンジに期待します。ブラック企業をなくし、働く人を守る社会をつくって」と話していました。

(6月27日 しんぶん赤旗)