愛知県保育団体連絡協議会は12日、名古屋市中区栄で「保育アクション」の集会を開き、200人を超える保育士や父母が集まりアピールしました。
リレートークで、井上芳紀さん(37)は「保育士の劣悪な処遇を改善しなければ、保育士不足は解決しない」と強調しました。2児の母親は「下の子の保育園を探し、第6希望まで出して何とか決まった。2人が別々の保育園で送迎が大変」と話しました。
集会後、「税金を子どもの未来につかおう」、「私は保育士を続けたい」書いたボードを掲げ、同区の大津通の歩行者天国をウォークし、保育の充実を訴えました。
保育士の栗田紗江さん(34)は「国の待機児童対策の内容は無資格者の活用や定員を増やし既存施設への詰め込み。国民の願いに応えるものではない。思いきった公費投入、大幅賃上げと保育士増員、認可保育園建設こそ必要」と語りました。
(6月15日 しんぶん赤旗)