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働く者の権利いかそう 愛労連が宣伝

 
 4月は青年たちが社会人として働き始める季節です。愛知県労働組合総連合(愛労連)は1日、県下各地の入社式会場前などで新入社員などを応援するフレッシュマン宣伝をおこないました。

 名古屋市中区の地下鉄「伏見」駅前では榑松(くれまつ)佐一愛労連議長ら組合員20人が参加し、入社式に向かう新入社員らに「働く者の権利手帳」(全労連作製)を配布しました。
 榑松議長らが「配布している権利手帳は、正規、非正規を問わず、民間、公務に関係なく、働く私たちが、どのような権利を持っているかを紹介したものです。賃金や労働時間、労働災害、セクハラ・パワハラまで知れば役に立つ内容が書かれています。手元に置いて活用しましょう」と訴えました。

 金融機関に入社した男性(22)は「学生時の就職ガイダンスでは、試験や面接の対応について学んだが労働基準法の話はなかった。何か問題がおこった時に役立つかも。手帳を保存しておきます」。入社2年目の大手商社に勤務する女性(24)は「昨年の新人研修で講師から、少し労基法について少し説明がありました。会社に労働組合がないので、何かあったときの参考にします」と話しました。
(4月3日 しんぶん赤旗)