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図書館指定管理者制度拡大 高橋市議問題点ただす

 
 名古屋市議会で日本共産党の高橋ゆうすけ議員が2月25日、個人質疑に立ち、図書館の指定管理者制度を拡大する条例改正案について市教育委員会の姿勢について市教育委員会の姿勢をただしました。

 高橋議員は、指定管理者制度が試行的に行われている志段味図書館(守山区)では、総括責任者、副総括責任者、窓口責任者が相次いで辞職、交代しており、検証委員会でも児童サービスの低下、人員の配置、経費の増大などさまざまな問題点が指摘されていることを追及しました。
 下田一幸教育長は「市の指導助言により、改善すべきところは改善され、指定管理者として必要な水準に達している」と答えるにとどまりました。

 高橋議員は、検証委員会の意見がまとまらないまま、4図書館(中村、富田、緑、徳重)にも試行拡大することは許されないとして、「検証委員会で市直営に戻すという判断が下されれば、直営に戻す選択も当然ありますよね」と質問。市教育長は「適切に対処する」というだけ。高橋議員は、「経費削減以外の目的がはっきりしない」と厳しく批判しました。
(3月4日 しんぶん赤旗)