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軍産の地から平和願う

 
 改選数が3から4議席に増えた愛知選挙区。戦争法廃止の国民連合政府の提案を持って保守・経済界を含む幅広い団体・個人と懇談すると「反響が大きい」と話します。

 戦争法が参議院で強行された日。国会で抗議行動をしていた若者から連絡がきました。「私たちは落ち込んでいない。でもどうやって運動をすすめたらいいかわからない」。党の提案が出るから読んでねと返信すると、野党共闘しかないと元気に行動に立ち上がったといいます。

 ママの会@愛知のメンバーとも懇談。党の提案について「安保法が強行されてどうなるかと思っていたとき、心ときめいた」「野党共闘の懸け橋として協力したい」と応じました。

 TPP(環太平洋連携協定)で自民党支持の団体を訪問したときのこと。「首相は独裁だ。抑止力としての共産党に期待する」と、安保法への不安が話題になりました。

 広告デザイン会社で10年間働きました。終電を過ぎても仕事に追われ、会社の床に仮眠し朝を迎えることも珍しくないほど。同僚や後輩が心身を壊し職場を辞めていく姿に「優秀な若い力が使いつぶされていくのが何よりもつらかった」と振り返ります。

 そんなとき共産党が大企業を名指しで追及する国会中継を見ました。政治を変えれば人間らしく働くルールを取り戻せると希望を持ったことが、政治家としての原点です。

 サーモンピンクが基調の候補者ポスターは自らデザイン。「若者を戦場に送らせない」と記したのには特別な思いがあります。愛知県は戦闘機やミサイルなど軍事産業の国内最大拠点。自宅は航空自衛隊小牧基地と同じ小牧市。基地に隣接する三菱重工小牧南工場は最新鋭ステルス戦闘機F35の組立て・整備拠点です。防衛省との交渉では、小牧基地がアジア太平洋各国のF35整備拠点、多国籍軍の兵たん拠点になる恐れがあることを追及しました。

 行く先々で訴えます。「愛知選挙区の増えた1議席を戦争法推進勢力に絶対渡したくありません」

(11月30日 「しんぶん赤旗」より)