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医師・看護師ら戦争法案阻止に街頭で訴え 「白衣汚さぬ」

 
 政府・与党が戦争法案の強行採決を狙う緊迫した情勢のなか、

 愛知県保険医協会、愛知県民主医療機関連合会(愛知民医連)、愛知県医療介護福祉労働組合連合会(愛知県医労連)は10日夕、名古屋市中区のデパート前で戦争法案の廃案を求める署名宣伝を行いました。白衣の医師や戦争当時の従軍看護婦姿の看護師ら約70人が参加しました。

 保険医協会の荻野高敏理事長、民医連の早川純午会長、医労連の林信悟書記長らが次々とマイクを持ち「人の命を守る医師として、人の命を奪う戦争に断固反対する。『戦争する国づくり』めざす戦争法案廃は廃案に」、「アジア・太平洋戦争で3万人以上の医師・看護師が動員され、戦地で多数が亡くなった。二度と繰り返してはならない」、「再び白衣を戦場の血で汚したくない」と述べ、署名の協力を呼びかけました。

 50代女性が「姪が日赤病院の看護師。東日本大震災の被災地支援に派遣されましたが『戦場に行くのだけは怖くて嫌』と言っている」と話し署名しました。

 「署名する」と声をかけてきた男性(65)は「安倍首相は無投票で自民党総裁に再選された。3年もやらせたら日本の政治はむちゃくちゃになる。早く退陣させるようがんばってくれ」と言いました。

(9月12日 「しんぶん赤旗」東海・北陸信越のページより)