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戦場に若者送る法案通さない 

いくら聞いてもわからず怖い■9条の大切さ先生に学んだ■孫のためにも平和続いて

 
 愛知県医療労働組合連合会(県医労連)は戦争法案が参議院で審議入りした27日夕、名古屋市中区の金山総合駅前で戦争法案の撤回、廃案を求める署名宣伝をしました。戦争当時、血が目立たないように白衣でなく濃紺色にした従軍看護婦(看護師)姿の看護師ら11人が参加しました。

 林信悟書記長は「アジア・太平洋戦争では3万人以上のが従軍看護婦として動員され、戦地で1500人以上が亡くなりました。私たち医療従事者は二度と戦争に加担したくない」。国立病院機構で看護師として働いている西野ルミ子委員長は「戦争になれば医療労働者だけでなく、多くの国民も戦争に駆り出さます。戦争法案を廃案にしましょう」と訴えました。

 1時間足らずで50人近くが署名しました。駈け寄ってきた女性(34)は「看護師をしています。職場の若い看護師は『戦争になったら私も戦地に行かされるの?』と怖がっています。法案は絶対に通してはいけません」と話しました。女子高校生(17)は「学校の公民で憲法を学びました。先生が憲法9条の大切さを教えてくれました。憲法を守ってほしいです」。 夫婦で署名した男性(64)は「国民の理解がない法案を強行するのは独裁だ」。妻(62)は「2人の孫のためにも平和が続いてほしい」と語りました。

(7月31日)