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女性九条の会名古屋で集い 「集団的自衛権は他国防衛が本質」

 
 あいち女性九条の会は5日、名古屋市東区の民主会館で元外務省国際情報局長の孫崎享(うける)氏を招いて「学びのつどい」を開き会場いっぱいの120人が参加しました。

 開会あいさつで同会代表の野間美喜子弁護士は「戦争法案をめぐる緊迫した情勢のもと、日本は戦争か平和かの岐路にたたされている。多くの国民、若者がたちあがっている。私たちも『違憲なものは違憲』と憲法を守るため、がんばろう」と訴えました。

 孫崎氏は「原発再稼働、TPP(環太平洋連携協定)、集団的自衛権など日本が岐路に立つ状況の中、NHKをはじめとする大手マスメディアが批判しない」と警鐘を鳴らし「集団的自衛権の本質は『他国防衛』。日本の安全とは全く関係がない。民主主義は人々のたたかいで勝ち取ったもの。一人ひとりが出来ることから始めよう」と強調しました。

 参加した女性(54)は「安倍首相は暴言を吐いた作家の百田尚樹氏をNHK経営委員に起用させるなどマスコミを支配しようとしている。安倍政権の言論統制に負けるわけにはいかない。黙っていないで『戦争法案は廃案に』と声をあげていきたい」と話しました。

(7月8日)