名古屋芸術大学(愛知県北名古屋市)で平和を願う作品を集めた「ピースナイン展」が19日始まりました(24日まで)。主催は同実行委員会。9年連続で開かれ、今回は最多の19人が出品しました。
「戦争体験を話してくれた祖父を亡くし、命を考え作成」「痛みを想像してもらい、平和を考える機会に」など思いを込めた作品がそろいました。
戦場写真のコラージュを周りに配し、心もとなく立つ子どもを描いた学生=今年卒業=は「せっかく憲法9条に守られているのに、戦争になったら子どもが一番の被害者になります」と憂います。
「次世代に何を残すのか」を意識したという沖縄出身の学生(4年)はオスプレイや海の生物など、沖縄の日常を描きだしました。
幸せ(=パン)を分け合うことをイメージした作品をつくった学生(3年)は「戦争になってから気付くのでは遅い」。まとめ役の非常勤講師は「戦争法案ノーの声を大きくしないと」と話しました。
場所は西キャンパスギャラリーBE。午後0時分~6時(最終日は5時まで)、日曜休館。
(6月21日)