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2議席以上何としても大激戦のまま最終盤

 
 比例東海ブロック(定数21)で日本共産党は、もとむら伸子、しまづ幸広両比例候補を先頭に「2議席以上をなんとしても」と大奮闘しています。たたかいを通じて「自共対決」の構図がいよいよ鮮明になり、大激戦のまま最終盤を迎えています。

 日本共産党は公示後、安倍政権の暴走ストップ、日本の政治の「五つの転換」と政党助成金廃止を迫る党であることを訴え、新しい注目、期待、支持が広がり、躍進の可能性を広げてきました。
 マスメディアも「共産は無党派層や社民支持層からも支持を集め、前回の1議席を上回る2~3議席を狙う勢いだ」(「朝日」11日付)「(共産は)…比例東海ブロックでの議席増を視野に、安倍政権批判を強めている」(「中日」10日付)、「(政権)批判票の受け皿として共産党が好調」(「読売」5日付)と報じています。

 しかし、「2議席を固める」までには至っていないのが共通した見方になっています。
他党も比例での議席と得票の上積みに必死です。前回7議席の自民党は、「上積みは確実な情勢」(「中日」5日付)と報道されていますが、実際には選挙が進むにつれ、「安倍政権は怖い」「アベノミクスの恩恵は富裕層・大企業だけだ」の声が広がっています。
 民主党(前回当選4)は、3党合意で消費税増税を推進するなど政権与党と政策的な対決点を示せない状況が続いています。岐阜2、4区で結党以来初めて候補を擁立できず、海江田代表が「『比例選の票の掘り起こしに全力を尽くそう』…と指示」(「読売」5日付)するなど必死です。
 維新(前回当選4)は、「身を切る改革」を叫びますが、共産党の「まず政党助成金を返上しろ」との批判に反論できず、「2議席前後にとどまる見通し」(「朝日」11日付)です。

 「まだ決めていない」という人が3割、4割にのぼっています。いま、こうした人々に「共産党が伸びれば政治は変わります」と攻勢的に働きかけていくことが極めて大事になっています。
 日本共産党東海ブロック責任者の岩中正巳氏は、党員・後援会員によびかけています。「燃えに燃えて奮闘する支部や党員の昼夜を分かたぬ奮闘が広がっていますが、まだ『議席倍増』をかちとるにふさわしい運動量に至っていません。このままでは勝機を逸しかねない事態です。文字通りの総決起をつくりだし、対話・支持拡大の目標をやりぬく大爆発で、何としても2議席以上へつきぬけましょう」