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【名古屋市議選予定候補 瑞穂区 かのう拓人】 ”聞く力で若者に希望”

 

 「天白川の水害が心配だ」「歩道橋があっても横断歩道がない。年配者には不便です」…。予定候補者として活動を始めて半年、かのう拓人さんにはすでに多くの要求が寄せられています。

 「『聞く力はプロ級』と心理学の先生に言われたことがあるんです」と語る、かのうさん。訪問の際、必ず「お困りごとはありませんか」と尋ねます。地域の要求を丹念に聞くことが信条です。

 共産党の市政アンケートに応えてくれた60代の男性を訪ねると「テレビで国会質問を見ていてきちんともの言うのは共産党だけだ。志位(和夫・党委員長)さんのファンになった」といい、共産党から出るなら応援すると励ましてくれました。

 瑞穂区は定数1減の3に6人が立候補の意向を示し、すでにし烈な選挙戦が始まっています。かのうさんが訪問すると、「結いの党」元衆院議員の秘書が?今度立候補する?と2回訪ねてきたという声も聞かれました。

 週4回、早朝宣伝をしています。元自衛官だという男性が声をかけてきて、「安倍首相は日本防衛と関係ないことをやろうとしている。誰のためにたたかおうとしているのか」と憤りました。

 かのうさんは8月に25歳になり被選挙権を得たばかりですが、平和活動歴は13年以上になります。小学校6年生のとき「戦争ダメ」の思いを表現できないかと考えていたとき、折り鶴を広島に持って行く活動を聞いて、即行動に移しました。
 以後、中学、高校と「平和ゼミナール」に参加し、県内の被爆者の話を聞いたり、戦争遺跡を訪ねたりしてきました。「暗い気持ちにもなりますが、楽しくポジティブ(積極的)に活動した」と当時を振り返ります。

 「かのうさんは仲間とワイワイとやっていましたよ」と当時相談相手だった高校教師の女性。「来年は新しく教科書を選択する年です。侵略戦争を美化する教科書が持ち込まれることを危ぐしています。南京虐殺を否定する河村たかし市長と対決してがんばってほしい」と期待します。

 弥富・中根学区で学童保育の運動をしている男性も、かのうさんに期待する一人です。「第1弥富中根学童は建て替えのため、親たちが代替施設を探しましたが、市は自分たちで探せと非協力的でした。親の苦労を聞き、働いてくれる市議が必要です」と言います。

 学童保育で育った、かのうさんは「『土・日もやってほしい』という声も届いています。予算を増やし指導員の待遇改善もしたい」と意気込みます。
 めざすは「若者が安心して子育てでき、未来に希望持てる名古屋」です。

                                  (2014.10.3)