愛知県小牧市の航空自衛隊小牧基地の機能強化に反対する「第18回小牧平和県民集会」が28日、同市の市之久田中央公園で開かれました。県内17の労組、婦人、業者、平和団体などでつくる実行委員会の主催。
400人が参加し、集団的自衛権反対、米軍の空港利用反対、基地機能強化反対などを呼びかける集会宣言を採択しました。
実行委員長の高橋信・県平和委員会理事長は主催者あいさつで、「安倍政権は国民の世論を無視して集団的自衛権行使の閣議決定を強行しました。集団的自衛権行使に向け、来年の通常国会では自衛隊法改定など関連法案が出されます。憲法改悪を許さず、集団的自衛権行使の閣議決定の撤回にむけ運動をさらに大きく広げましょう」と呼びかけました。
日本共産党の内田けん春日井市議があいさつし、もとむら伸子参院選挙区予定候補、柳沢けさみ県議予定候補、春日井市議団、小牧市議団が紹介されました。
毎回参加している春日井市の西岡久男さん(81)は「小牧基地に空中給油機が配備され、c130輸送機に空中給油機能が付くなど基地機能強化がすすめられています。空中給油機などの訓練飛行の騒音に地元住民は苦しんでいます。部品落下事故も発生しています。基地のない平和な街にしたいです」と話しました。
集会後、参加者は「集団的自衛権に反対しましょう」「憲法九条を守らせましょう」などと訴えながら市内をパレード、同基地に集会宣言の内容を申し入れました。