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ビーチで署名行動 学生ら「核兵器なくそう」

 
愛知県南知多町の内海(うつみ)海水浴場で20日、日本福祉大学の学生らが「核兵器廃絶全面禁止のアピール」署名への協力を呼びかける署名への呼びかけで1時間余りで150人の署名が集まりました。 日本福祉大学原水爆禁止実行委員会の呼びかけで、1年生8人を含む学生20人、卒業生3人が参加しました。

 初めて署名宣伝に参加する1年生は上級生と組みになり、「広島・長崎両市長やノーベル賞を受賞した益川敏英さんらが賛同者になっている署名にご協力を」「いただいた署名は10月にニューヨークで開かれる国連に届けます」と訴ったえました。

若者グループや子ども連れの海水浴客らが次々と署名をしました。岐阜県から孫と海水浴に来ていた女性(61)は「3年前の福島原発事故から、将来ある子や孫のため核兵器や原発はなくさないといけないと考えるようになりました。原発再稼働とか外国に武器を輸出するとか、最近の安倍首相の発言は怖いですね」と話し署名しました。

 3人組の若い男性グループは「おれの署名が国連に届けられるのか。すごいな。署名やるぜ」と3人とも署名。家族連れで名古屋市から来た女性は署名しながら「原発ゼロの署名はないの」と問う場面も。学生は「原発ゼロ署名も持ってきてやればよかった。来年は2つの署名を一緒にやる」と話しました。

初めて参加した1年生の女子学生(18)は「最初は声をかけるのを躊躇(ちゅうちょ)していましたが先輩に励まされ訴えました。多くの人が気軽に署名してくれて嬉しかったです」。4年生の男子学生(21)は「何回か原水爆禁止世界大会に参加しました。原爆被災者の話を聞き、核兵器は絶対になくすべきと思いました。1年生ら多くの学生を誘って世界大会に行きます」と話しました。(2014年7月22日付)