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教委制度改悪に反対 愛知で教職員らが集会

 

 名古屋市熱田区で1日、教育委員会制度改悪に反対する6・1県民集会が開かれ、小中高校の教職員ら約200人が参加し、制度改悪反対の署名、参院文教科学委員会への要請はがき運動などが提起されました。

 憲法と教育を守る愛知の会、愛知県高等学校教職員組合、名古屋市立高等学校教員組合、愛知県教職員労働組合協議会の4団体の主催です。

 元愛知県犬山市教育委員の中嶋哲彦名古屋大学大学院教授が講演し、石田芳弘元犬山市長が特別発言をしました。

 開会あいさつで憲法と教育を守る愛知の会の榊達雄共同代表は「秘密保護法強行、集団的自衛権行使、そして教育委員会制度の改悪。安倍内閣の暴走を止めよう」と訴えました。

 中嶋教授は法案の内容や問題点を詳細に説明し「行政の教育への介入が容易になる。教育の中立性、継続性が損なわれる」と強調しました。

 参加者一同で「教育委員会制度改悪を許さないため力を合わせましょう」の集会アピールを採択しました。

 名古屋市の教員(54)は「来年は2016年度から使用する教科書の採択の年。教委制度改悪反対とともに侵略戦争を美化する『歴史教科書』の採択阻止の運動も広げたい」と話しました。