来春のいっせい地方選に向け、日本共産党の市田忠義副委員長を迎え、「県議必勝!春のつどい」が4日、愛知県の豊橋市公会堂で行われました。主催は東三地区委員会。しもおく奈歩県議予定候補(26)を必ず押し上げようと400人が集い、熱気にあふれました。
豊橋では16年間共産党県議がいません。稲生俊郎地区委員長は「豊橋選出県議5人中4人が政調費不正受給で返還命令を受けています。議会を正すためにも議席を何としても取り返しましょう」と呼びかけしました。
「まだ入党して1年半です」と自己紹介し会場をどよめかせた、しもおく氏。有給休暇をとると給与から500円引かれる「ブラック企業」に勤めていたことを紹介し、「県議会でブラック企業規制条例をつくりたい。大企業優遇の議会を変えるためにがんばります」と決意表明しました。
市田氏は、安倍首相の暴走が各地で矛盾を引き起こし、日本軍「慰安婦」問題では世界中から批判されるなど国際的にも孤立していることを紹介。「胸を張って大いにたたかおう」と訴えました。
来年の県議選は議席をとる絶好のチャンスだと述べ、「豊橋で昨年得た参院選比例票(1万3351票)を1490票以上伸ばせば、前回県議選の最下位当選者を超せる」と奮闘を呼びかけました。
市田氏は事前に寄せられた質問に答えるなかで、「日本は、もうけのため人間を浪費させる社会になっている。労働時間を減らし、自由な時間が増えれば人間の能力を発達させられる社会となる」と社会変革の魅力を語り、「これは大変力のいること。共産党をもっと大きくして実現しよう」と入党を呼びかけました。
昨年入党した男性は、脳梗塞を患いながらも障害者支援の活動に取り組み、周りの人に「党に入らんかね」と気軽に話しかけていると発言しました。