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”豊かな財政、暮らしに” 東海市議選 2氏が全力

 

 愛知県東海市議選(定数22)が23日告示(30日投票)され、日本共産党は現職・辻井タカ子候補(65)、新人の坂ゆかり候補(48)の2氏が、現有2議席確保をめざして立候補しました。定数2減のもと、3人はみ出しの少数激戦です。

 佐々木憲昭衆院議員が応援に駆けつけ、「消費税増税や集団的自衛権の行使容認など、安倍政権の悪政と正面から対決しているのは日本共産党だけです。2人を議会に押し上げ、暴走政治にノーの審判を突きつけましょう」と訴えました。

 5期目をめざす辻井候補は第一声で、子どもの医療費無料化の拡大や、地震・液状化地域に建設予定だった新病院の計画変更、新日鉄住金の降下ばいじん対策などの実績に触れ、「企業献金を受け取らない党だからこそ、市民の声をまっすぐ議会に届けることができます」と力説。坂候補は大型開発優先の市政を厳しく批判し、「県内市トップの豊かな財政力を活かし、暮らし・福祉最優先の市政に変えるため、全力をあげます」と決意を述べました。

 両候補は、国保税1世帯1万円引き下げ、保育料値下げ、らんらんバス(循環バス)拡充、降下ばいじん対策強化などの公約をかかげています。

 訴えを聞いた鈴木保雄さん(77)は「居住者といっしょに、雇用促進住宅の廃止・民間売却の撤回を国に働きかけてくれるのは共産党議員だけです。何としても2人を議会に送り出したい」と語りました。