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”暴走政治を止め命守ろう”愛知社保協などが社会保障学校開く

 

 愛知県社会保障推進協議会(愛知社保協)と愛知県労働組合総連合(愛労連)は共同で1日、名古屋市内で第15回あいち社会保障学校を開き、約90人が参加。石川康宏・神戸女学院大学教授が講演しました。
 
 愛知社保協の森谷光夫議長があいさつし「安倍政権がすすめようとする社会保障の全面改悪を許してはならない。国民の命と健康を守るため全力をあげよう」と訴えました。
 
 石川氏は「政治の現状と転換への課題」と題して講演。石川氏は社会保障改悪の内容をはじめ、原発、秘密保護法、自民党の日本国憲法改正草案、安倍晋三首相の靖国神社参拝など多岐にわたって詳細に報告し「今こそ自公政権と正面対決する時。個別課題で共同を広げるとともに、新しい政治へ展望を切り開こう」と強調しました。
 
 各分野の代表が取り組みを報告。生活保護を受給している障害者と施設職員は生活保護基準引き下げによる厳しい状況を報告し「今年4月に再度の基準引き下げが予定されている。これに対し不服審査請求の運動を広げるとともに、3月に生活保護基準引き下げ反対愛知連絡会を結成する」と報告しました。
 
 また、「国民健康保険料や介護保険料の相次ぐ値上げで生活が大変。大企業・金持ち減税よりも国保料引き下げを」「年金引き下げに続き、70歳から74歳の医療費窓口負担を1割から2割にしようとしている。年寄りイジメはやめろ」など安倍自公政権への批判が相次ぎました。