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名古屋市内で「平和のともしびウオーク」に500人の市民が参加

 

 アジア・太平洋戦争開始から72周年の8日夜、名古屋市内で「平和のともしびウオーク」が行われ500人の市民が参加しました。
 
 中、東、瑞穂、昭和、千種、名東各区の「九条の会」でつくる実行委員会が主催。市内5カ所で出発集会が開かれ合流地点の今池西公園(千種区)まで行進しました。
瑞穂区では尾鍋昭彦世話人が自公両党による秘密保護法案の強行採決を厳しく批判し「再び戦争を起こさないため、草の根から秘密保護法撤廃の運動を広げよう」と訴えました。
 
 参加者は、ペットボトルの中に入れたロウソクに火をともす「平和のともしび」を手にもち、「秘密保護法は撤廃を」「自公の暴挙は許さない」「平和憲法を守ろう」と訴えながら行進しました。
 
 昭和区の出発集会では先月亡くなった漫画家やなせたかしさんの代表作「アンパンマン」の大きな張りぼてが登場。

 子どもをはじめ沿道の市民の注目を集めました。アンパンマンの張りぼてを作成した昭和九条の会の舟橋勝世話人は「やなせさんは生前から平和の願いを込めて漫画を描いてきた。近く『ぼくは戦争が大きらい~やなせたかしの平和の思い』が刊行される。やなせさんの『平和の思い』の遺志を表そうとアンパンマンの張りぼてを造ることになりました」と語りました。
 
 4歳の子どもを連れて参加した篠原恵理さん(31)は「子どもが生まれてから初めてのデモ参加です。子どものため『戦争は絶対だめ。憲法9条を守りたい』の思いで寒い中ですが子どもと参加しました」と話しました。