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「原発ゼロを永遠に」名古屋キャンドルアクション

 

関西電力大飯原発4号機(福井県おおい町)が定期検査に入り、稼働原発がゼロになった15日夕、名古屋市の繁華街の広場で「原発ゼロを永遠に」を掲げたキャンドルアクションがおこなわれました。

 主催は関電東海支社前で金曜行動に取り組んでいる「原発いらんがねNAGOYA」。雨の中で集まった50人余が50個ほどのろうそくで「0」を形づくりました。

 参加者は「再稼働申請、即刻撤回」「原子力ムラ即刻解体」などとドラムのリズムに合わせてコール。17歳の男子高校生も「次の世代の代表のひとりとして抗議していきます」と通行人にアピールし、立ち止まって見ていた若い女性も一緒にリズムを取る一幕もありました。

 代表の藤原はづきさん(42)は、「汚染水がダダ漏れの中で、6原発12基の再稼働が狙われている。福島の避難者もいまだに15万人を数え、作業員への被ばく拡大も許せない。多くの市民を巻き込んで、『もう回すな』の抗議の声を上げていきましょう」と訴え。

 ビラで知り、脱原発の運動に初めて参加したという女性(21)は、「政府の命に対する認識の軽さは許せない。事故は目の前で起きていることじゃないので、意識が薄れがちになる。これからなるべくかかわっていきたい」と話します。

 ギターを抱えて参加した小学校教諭の板谷信彦さん(48)は「海にも空にも汚染物質を垂れ流しながら、どれだけ儲ければ原発をやめられるのか」と述べ、自作曲「原発はいらねえ」を熱唱しました。(9月17日)