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消費税増税中止へ 各界連など署名・宣伝

1円でも節約 生活限界

 

 安倍自公政権発足後の最初の通常国会が28日から開かれるのを前に、愛知県の消費税をやめさせる連絡会、消費税をなくす会は共同して24日昼、名古屋市の金山総合駅前で署名宣伝行動をおこないました。

 岸野知子・なくす会事務局長らが次々とマイクを持ち、「今の5%でも大変なのに、これ以上の増税は許されません」、「各種世論では増税反対が過半数です。来週から始まる国会に『消費税反対』の国民の声を届けましょう」と署名への協力を訴えました。

 署名した買い物帰りの女性(61)は「昨年から仕事を辞め年金生活になりました。1円でも安い店を探し買い物をしています。消費税が上がると生活できません」と話しました。

 署名の呼びかけに足を止めた女性(66)は「もう値上げは決まったことでしょう。署名をしても無駄と思うけど」といいます。参加者が「まだ、あきらめるのは早いです。多くの署名を国会に届け、参院選で自民、公明など増税を主張する政党に突きつけましょう」と話すと、女性は「わかりました。当然、増税には反対です」と快く署名しました。

 近くの写真店の店主は「プリントに来る客は激減。今も消費税は請求せず負担している。もう限界。増税になれば閉店しなければならない」と語りました。

 バス待の女性(62)は「国の税収が少ないのはわかるけど。私らのような金のない者から取らないでほしい。隣の女性(64)も「自公政権は来年4月から消費税を8%にすると、10月に決めるという。参院選を避けたらしいけど、ひどい。参院選では増税反対の党に入れようと思います」と話しました。(1月25日)