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若者ら初デモ「TPPいらんがね」名古屋で150人

 

 名古屋市で11月25日、環太平洋連携協定(TPP)に反対する若者たちで構成する「TPPいらんがね名古屋」が初めてデモ行進し、150人が参加しました。

 参加者は、TPP推進論者の米倉弘昌氏(経団連会長)が会長を務める住友化学の名古屋支店前と、中部経済連前を抜けるコースを旗やドラムを持ち寄って行進し、抗議の声を響かせました。

 同団体の母体は「原発いらんがね名古屋」。メンバーの木内舞さん(23)が、TPPに含まれる不平等条項で日本が主権を失うことに危機を感じ、仲間に呼びかけて立ち上げたものです。「『交渉を進める』という政治の暴走を、今のうちに声を上げて止めたい」と話し、デモの定期的な開催をめざすといいます。

 参加したイラストレーターの中島由美子さん(35)は、「何を急いで国を売り渡そうとするのか、今の政治には背筋が凍る思いです。四季や文化は美しいのにこんな国のままでは悲しい。来月からしばらく外国に住む予定ですが、その前に憤りを選挙で示したい」。(11月28日)