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高齢者の「怒」パレード 愛知

3市で年金者一揆

 
 「政府は年寄りをいじめるな!」―。年金者組合愛知県本部は10月26日、名古屋・岡崎・豊橋の3市で「年金者一揆2012」を開催しました。「税と社会保障の一体改革」による年金・医療制度の改悪に反対し、最低保障年金制度の創設を求め、全体で600人が参加しました。

 名古屋市の繁華街の広場では増税反対などの俳句が書かれたむしろ旗が並び、各地の支部から「後期医療は廃止を」「国保料を上げられてはかなわない」などの発言がありました。
 
 伊藤良孝執行委員長が「高齢者の生活は苦しく明日が見えない。怒りをアピールし、市民の皆さんと政治を変えてゆこう」と訴え、日本共産党のもとむら伸子参院愛知選挙区予定候補、愛労連の榑松佐一議長も連帯あいさつしました。

 参加者らは、「高齢者が誇りと尊厳を持てる社会の実現に奮闘する」との宣言文を「怒」の文字をかかげて採択。会場では、うたごえの催しや手づくりの横断幕などのコンクールなども開かれ、集会後には栄中心街をパレードしました。

 東海市から参加した新郷トモエさん(90)は、「金銭的に大変な時に役所に掛けあってくれた市議さんもいたのに、負担だけ押し付けるちゃらんぽらんな政治家には、みんなが見とるよといいたいね」と話しました。(10月28日)