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九条の心未来につなぐ 県民の集いに1400人 刈谷

 
 
 愛知県西三河地域の9市の九条の会と、あいち九条の会は共同して7月14日、刈谷市の市総合文化センター大ホールで「九条のこころを未来につなぐ県民のつどい」を開き、会場いっぱいの1400人が参加しました。
 
開会あいさつで、愛知宗教者九条の会の三浦長さん(刈谷市・安養寺住職)は「私が憲法9条について考える原点は、30年前に観た日本軍の中国侵略を描いた8ミリ映画『侵略』の一場面ですときりだし、日本軍が小部落に入ると壁に「日本ヲ愛スルナラ戦争ヲ止メヨ」と書いてあった。それを見た日本兵が「ゾッとしてそこの立ちすくんだ」にナレーションがながれ、「今も耳に残っている」と語りました。「侵略された者が『日本人よ、本当に日本を愛するなら戦争を放棄せよ』と問いただす言葉が9条ではないでしょうか。私たち一人ひとりが、それに応え、その精神を獲得することが請われています」と語りました。

 司会は、あいち九条の会代表世話人で俳優の天野鎮雄さんがつとめ、愛知憲法会議事務局長の本秀紀名古屋大学大学院教授が「憲法をめぐる情勢と私たちの課題」と題して講演しました。本さんは野田首相が武器輸出3原則の事実上撤廃、集団的自衛権行使に言及するなどの改憲路線を厳しく批判し、「国民の声や知る権利を制限する衆院比例定数削減、秘密保全法制定の動きにも警戒する必要がある」と訴えました。

 第2部では、「音楽家・九条の会」の呼びかけ人で作曲家の池辺晋一郎さんが登壇。池辺さんは、本さんと対談し、平和、原発、環境問題など多岐に渡り、ユーモアを交え話しました。
 
愛知学泉大学オーケストラが「新世界より」などを演奏しました。フイナーレは、県民のつどいに向け、結成された合唱団「PEACE9合唱団in西三河」が池辺氏の指揮で平和をテーマにした「一本のペンで」「私たちが進みづづける理由」など歌いました。(7月17日)