ニュース

愛知4区西田とし子 「約束違反」の怒り国へ

 
 昨年11月の立候補表明から8カ月。「最近になって反応が変わってきた」と感じています。訪問先で、日本共産党の「提言」を手に「民主、自民、公明の3党が、消費税の増税だけを先行させようとしています。そんなんやられたらどう思います?」と問いかけると「困りますね」「すっごい不公平」…不満の声が増えました。

 名古屋市南区では、中学生の2人の息子を持つ母親(39)が「今でも月20?お米を買っていて、5%でも大変。10%なんて納得できない。むしろ食料品はゼロにしてほしい」。瑞穂区では一人暮らしの女性(80)が「介護保険料が『何?』というくらい上がった。ぎりぎりの生活しとるのに、今度は年金を減らされて。民主党は約束違反だ」と怒りをぶつけました。

 「提言」は商店街でも話題に。飛び込みで対話すると「100円、200円の商品には上乗せできへん」とパン屋さん。喫茶店は「お客が来ない」とこぼし、建築関係の販売店は不況を嘆きました。

 増税への怒りに他党派も必死です。前回、民主党で当選した現職は「自分は小沢派」と消費税増税法案に反対し、新党への動きを強めています。国政進出を狙う自民党元市議は、昨夏からポスターを張り出しています。

西田予定候補は「有権者の声を政策に生かせない民主・自民に政治は任せられません。国民の声を国に届けること。それが私の仕事です」と力を込めます。

 6人きょうだいの5番目で「存在感が薄かった」といいます。泳ぎが得意で小学生のとき大阪市の大会に出場、驚いた親の勧めで水練学校に通いました。生け花は免許皆伝、茶道、和裁も身につけ、特技は編み物。「意外、といわれます」

 結婚して名古屋市に移住。「子どもができて変わった」といいます。一人ぼっちのお母さんをなくそう、を掲げる新日本婦人の会に加入し「ペン習字」「子どもの絵画」など10以上の小組を立ち上げる先頭に。「戦争反対、国民が主人公」を掲げる日本共産党に入党したのもこのころ。「入党して、きょうだいと対等にしゃべれるようになった」と笑います。

 

略歴 

1954年大阪市東住吉区生まれ。新婦人役員を経て現在党県委員。熱田区在住

愛知4区=名古屋市瑞穂区・熱田区・港区・南区(7月5日)

候補者紹介へジャンプする