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安全抜きで大飯再稼働いいのか 党愛知県委員会が知事へ要請

 
日本共産党愛知県委員会は4月13日、県庁を訪れ、大村秀章知事あてに関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を許さず、原発撤退へ積極的な努力を行うよう要請しました。
 要請には河江明美衆院東海比例予定候補、小選挙区予定候補の西田とし子氏(4区)、藤井ひろき氏(5区)、柳沢けさみ氏(6区)、郷うこん修氏(7区)、いたくら正文氏(10区)と、もとむら伸子参院選挙区予定候補、八田ひろ子県副委員長、大野宙光名古屋北西地区委員長が参加しました。

 河江氏らは、野田内閣の?安全抜きで再稼働ありき?の拙速な対応を批判し、県内でも再稼働に反対する意見が多数をしめていることを指摘。市民団体などが原発の立地する若狭湾から風船を飛ばして風向きを調査し、多くが愛知県・岐阜県の濃尾平野で発見されたことをあげ、「原発事故の影響は福島県で示されたように、決して同心円ではない。大飯原発が事故を起こせば放射性物質が県内に飛来する危険が指摘されている。大村知事も『地元』の当事者として、先頭をきって政府に声を上げてほしい」と訴えました。

 応対した知事政策局秘書課の河合祐一課長補佐らは、「原発事故を想定した防災計画をこれからつくるなど、県としてどう対応するのかスタートラインに立ったところ。安心と安全を担保することを基本に一歩を踏み出したい」と述べました。(4月14日)

大飯原発の再稼働許さず撤退への努力を求める要請書