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福祉削るな 河村市政に抗議

 

 名古屋市議会臨時議会が開かれた12月21日昼、河村たかし市長の福祉切り捨て計画に反対する緊急アピール行動が市役所前で行われました。労働組合や医療・福祉団体などでつくる「市民犠牲を許すな連絡会」が緊急に呼びかけたものです。

市は、敬老パス制度の改悪や女性会館などの市の施設の廃止・民間委託をねらうとともに、守山区内唯一の総合病院である守山市民病院の民間売却を表明しています。

小川春水代表委員がマイクを持ち「中部空港第2滑走路など無駄な大型事業は見直さず、福祉や市民サービスだけを一方的に狙いうちして削減するのはおかしい。我々市民は断固反対する」と主張。

 参加者も次々にマイクを持ち、「守山市民病院は総合病院災害拠点時の医療拠点として充実させることこそ区民の願いだ」「高齢者の健康維持と街の活性化に必要な敬老パスを存続してい欲しい」「全国自治体最多の保育所待機児童を解消するためには、公立保育所の廃止・民営化計画を撤回し、大幅増設に方針転換すべきだ」などと訴えました。

「県障害者(児)の生活と権利を守る連絡協議会」の野原信一会長は「市民税の一律5%減税をテコに、福祉を切り捨てるやり方は絶対に許せない。国が消費税増税と社会保障改悪を一体にすすめようとしているいま、市は市民生活を守る責任を果たすべきだ」と力説しました。

日本共産党の河江明美衆院比例東海ブロック予定候補、西田敏子衆院愛知4区予定候補、もとむら伸子参院選挙区予定候補、名古屋市議団も参加しました。(12月23日)