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いたくら県議予定候補訴え 福祉最優先の県政に 愛知・一宮

 

 愛知県議会での日本共産党議席の空白克服をめざす、いたくら正文予定候補(一宮市区)が2月27日、一宮市で事務所を開きました。
 同選挙区は定数5に対して、いたくら予定候補のほか、自民4、民主2、公明1、みんな1、河村たかし名古屋市長が率いる「減税日本」1と、10人が立候補を表明する大激戦の様相です。
 県が同市の県立循環器呼吸器病センターを廃止する時、市民は存続を求め3万7000人の請願署名を集めましたが、同市選出の全県議が紹介議員を拒否し、議会で審議すらされませんでした。
 いたくら予定候補は「共産党の議席がない議会では、みんなの税金でつくった世界で有数の技術をもつ病院でも、誰一人反対せずにつぶしてしまう。これを許さず、大切ないのちを守るためにも、私を県議会に押し上げてほしい」と訴えました。
 いたくら氏はまた、介護施設に入れない、国保税が払えない―などの市民の叫びを紹介し「設楽ダム、徳山ダム導水路建設などの大開発よりも、福祉を最優先する県政に転換し、市町村を励ましていく」と述べました。
 「丹陽連区にバスを走らせる会」の高松利夫会長、業者や女性の代表らが激励の訴え。党一宮・尾北地区の田中一成委員長は「大企業優遇、TPP(環太平洋連携協定)参加などの悪政に正面から立ち向かえるのは共産党だけだ。必勝へ、支持を広げこう」と呼びかけました。(3月1日)