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暮らし・営業を守る県政にー革新県政の会代表者会議

 
愛知・革新県政の会(日本共産党も参加)は9月30日、名古屋市熱田区で団体・地域代表者会議を開き、4カ月後に迫った愛知県知事選の勝利にむけた意思統一を行いました。革新県政の会は、独自候補の選考をすすめています。
 来年2月に予定されている同知事選をめぐり、神田真秋知事は4選不出馬を正式に表明。事実上オールの与党ですが、民主党県議団は単独で元総務省官房審議官(元県総務部長)の擁立を決め、自民党県連も独自候補を擁立する方針。名古屋市議会リコール署名が成立した場合、河村たかし市長は辞職し、市長選、市議選とトリプル選挙になる可能性もあります。
 開会あいさつにたった、安藤満寿江代表常任幹事は「藤前干潟や海上の森を守った運動の力で県政を変え、県民のくらしや営業を守る県政を実現しましょう」と述べました。
 報告と提案にたった榑松(くれまつ)佐一代表は、今月28日に県知事選スタート集会を開き、すべての地域で「会」を再開し、学習・要求交流集会や県政ウォッチングなどの開催を提起。11月上旬に「会」がおこなう予定の県知事交渉に向け、地域・団体で要求運動をすすめることも提案しました。
 林信敏・日本共産党県副委員長(代表常任幹事)が講演。「県内には2大政党政治を乗り越え、自ら参加して政治を動かすエネルギーが高まっています。県民の切実な要求に応えながら、新しい県政の姿を打ち出し県知事選に勝利しましょう」と呼びかけました。
 参加者からは、「医師不足で新城市民病院は救急医療に対応できず、山間部は夜間、無医村の状態。県は医師不足解消に力を入れてほしい」「台風被害による経営難や後継者不足で、渥美半島の農業は将来が見えない」などの訴えが続出。
 「県立高校教員1人当たりの生徒数は全国ワーストクラスだ。教育予算削減で、わずか340万円足らずの夜間定時制高校の給食費補助金も廃止された。県政を変えるために、知事選に全力で奮闘する」「トヨタ中心、外需依存の産業政策を転換させ、中小企業が元気になる県政を実現するためがんばりたい」と決意を込めた発言も相次ぎました。(2010年10月1日)