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「辺野古移設」裏切りだ 愛知県民集会に350人

 

 「米軍普天間基地を無条件撤去せよ!」「日本のどこにも基地はいらない!」。愛知県民集会が5月27日夕、名古屋市中区の栄広場で開かれ、参加した350人の唱和が繁華街を響き渡りました。
 安保破棄県実行委員会と県平和委員会が呼びかけたものです。参加者は普天間基地をはじめとする在日米軍基地の撤去と安保条約の廃棄を求める集会アピールを採択。翌28日に在名古屋米領事館に届けました。
 主催者あいさつにたった、榑松佐一・安保破棄県実行委員会代表委員は「鳩山政権の辺野古移設方針は沖縄県民と国民への重大な裏切りだ。首相は無条件撤去を米国に合意させるべきだ」と強調。
 沖縄県東村で米軍ヘリパッド建設計画に反対している、伊佐真次「ヘリパッドはいらない住民の会」代表は「基地そのものを無くすしか解決の道はない。安保条約を廃棄すれば、米軍基地が日本に居座る口実がなくなる」と訴えました。
 日本共産党の、もとむら伸子参院選挙区予定候補は「米国言いなりの政治を変え、基地のない日本を実現するため全力を尽くします」と決意表明。
 民青同盟の渡辺裕県副委員長は「国民世論に押されて政府が右往左往するのをみるのは初めての経験。運動をさらに大きくさせたい」と語りました。
 高橋信・県平和委員会理事長は「自公政権を退陣させた国民の力で安保条約破棄、米軍基地撤去、核兵器廃絶に向け力をあわせてがんばろう」と呼びかけました。(2010年5月29日)