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自動車図書館名古屋市が廃止方針ー存続求め署名

 

 日本共産党の、わしの恵子名古屋市議は2月3日、市の来年度予算原案で廃止の方針が出されている自動車図書館の巡回ポイントになっている西区の小学校を訪問し、利用者の声を聞き、存続を求める署名に取り組みました。
 子どもたちや教職員が、休み時間に次々と利用していました。5年生の男子は「えーっ!これがなくなるの?僕が困るよ。本は買えないし」、非正規職員は「廃止なんて知らなかった。行政はこういうサービスはきちんとやらないと」と話しました。見守っていた教員は「子どもたちから夢を奪うもの。他に削るところはあるはず」と指摘しました。
 自動車図書館は、2台のバスで市内120カ所を2カ月に1回巡回。図書館まで出かけることが困難な小さい子ども連れのお母さんやお年寄りなど、多くの市民に親しまれています。
 年間利用者は4万人で、貸し出し数は支所図書館の1館分に相当します。少ない運営経費で市内各地を細かく巡回できる利便性の高いサービスで、「なくさないで」の声が広がっています。(2010年2月7日)