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河村市長の市民犠牲許さないと集会ー名古屋

民主主義破壊するなと800人

 

 河村たかし名古屋市長の暴走を許さず、くらし・福祉と民主主義を守る集会が1月13日、名古屋市で開かれました。「革新市政の会」の呼びかけによる実行委員会主催で会場あふれる800人以上が参加。「がんばるぞ」の声が相次ぎ、市民が主人公の市政実現への決意を固めあいました。
 矢崎正一共同代表があいさつし、「市長がすすめた市民税減税は、公約違反の大企業・大金持ち優遇だ。その財源確保のためにくらしや福祉を削り、議員定数削減の民主主義破壊もすすめようとしている。これを許さず、たたかいの炎をもやそう」と訴えました。
 日本共産党の林信敏県自治体部長と愛知大学の小林武教授が、河村市長の「改革」の問題点を解明しました。
 林氏は「河村市長の立場は9条改憲と結びついた新自由主義『構造改革』。名古屋市はその実験場だ」と指摘。小林氏は「民主主義を用いながら独裁をはかる、河村『改革』の特徴をつかむことが大事です」と訴えました。
 元愛知県評議長の成瀬昇氏は、著名人鷸氏が発表した「民主政治を守るために、議員定数の半減に反対しましょう」のアピールを紹介し、賛同を呼びかけました。
 市立病院や保育園の廃止・民営化、福祉や教育の切り捨て、職員削減など、各団体・分野の�Z人から、怒りの発言が続きました。
 市立城西病院の廃止に反対する太田義郎さんは「老人会で?城西病院を廃止するなら減税はいらん?の怒りが強い。市民の安心・安全を守るべき市長が、やっていることが逆だ」と指摘しました。
 福祉保育労働組合の服部公一さんは「市長は、保育園の待機児童解消に?市営住宅の空き室でボランティアにやってもらえば良い?と、保育の専門性を理解せず、自治体の責任を放棄する発言をした」と批判。市職労の蛯原京子書記長は「市職員は�Y年間で6000人減らされ、さらに来年度は300人削減の予算案です。賃金も大幅にカットされた。住民の人権を守るために共同してたたかいたい」と訴えました。(2010年1月16日)