ニュース

設楽ダム事業のシンポジウム開催

設楽ダムは必要か

 

 国が愛知県設楽町に建設を進めている設楽ダム事業を検証するシンポジウムが21日豊橋市で開かれました。設楽ダムの建設中止を求める会、東三河くらしと自治研究所が共催しました。
 テーマは「利水―東三河地域の水需要と設楽ダム」。同ダムの建設中止を求める会の市野和夫代表と松倉源造副代表、岐阜大学地域科学部の富樫幸一教授、在間正史弁護士がそれぞれ、豊川用水の水不足とその解決、水需要の過大な見積もりなどについて報告しました。
 この中で「2003年の豊川総合用水事業が完成し、受益地域は水不足が解消された」「水道用水も農業用水も十分で、05年の記録的少雨時でも渇水被害はなかった」「計画には、少雨化で水供給実力が低下しているとか、農業用水の供給可能量を小さく見積もるなどの仮定やうそがある」などが指摘されました。(2009年11月24日)