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【09.06.21】「2つの旗印」で日本の進路問う 比例は日本共産党 2大政党の悪政に立ちはだかる 

(左から)佐々木憲昭、せこゆき子、八田ひろ子の各氏
 日本共産党は6月4、5の両日、第8回中央委員会総会(8中総)を開き、総選挙の政治戦略と活動方針を決めました。

 今夏に予想される総選挙を「21世紀の日本の進路が問われる歴史的選挙」と位置づけ、進路を示す「2つの旗印」として「ルールある経済社会」「自主・自立の平和外交」を打ち出しました。一方、自民、民主両党には日本の進路を示す旗印がないと指摘しました。

 あわせて、消費税増税、海外派兵、選挙制度改悪など自民・民主「2大政党」による悪政の競い合いに立ちはだかる日本共産党の値打ちと役割を強調しました。

 総選挙勝利をめざし、東京都議選告示の7月3日までに、宣伝、対話・支持拡大、「党綱領と日本の前途を語り合う大運動」、党員・読者拡大の大飛躍を呼びかけました。

 8中総を受けて愛知の日本共産党は連日の臨戦態勢をとり、「比例東海2議席以上の獲得」を目標にスパートしています。衆院選予定候補者も分刻みの活動を展開しています。

トヨタに雇用で直談判 現実政治を動かす日本共産党 党員増で「新鮮力」

 8中総で志位委員長は同党の値打ちの一つが「主張とともに行動で現実政治を動かす党」にあるとして、昨年末にトヨタ自動車に雇用問題で直談判したことを例にあげました。

 トヨタ重役が東京・代々木の日本共産党本部を訪問。党側は大量解雇を中止し雇用への社会的責任を果たすよう求めました。トヨタの本拠地・愛知では「共産党はすごい」と驚きの声が出ました。

 県内では「派遣切り」された労働者が違法不当な解雇・雇い止めを労働局に告発。局が是正指導に動き、トヨタ関連企業でも派遣労働者の直接雇用が実現しています。

 日本共産党への入党者が相次いでいます。

一昨年9月以降、全国で新たに1万9千人の党員が増えました。外国のメディアからも「上げ潮」と注目されています。

比例東海ブロック 議席増の実績あり

 1996年の衆院選で日本共産党は比例代表東海ブロックで3議席(佐々木憲昭、せこゆき子、平賀高成各議員)を獲得。3議員は国会と東海4県を結んだ縦横の活躍で国政を動かし、数々の実績を挙げました。

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 【サラ金規制強化】高金利や暴力的な取りたてで中小業者を苦しめていた商工ローンの規制強化や出資法上限金利引き下げを実現(佐々木議員)。

 【介護保険改善】介護保険料の負担軽減、ヘルパー不足対策を政府が約束(せこ議員)。

 【障害者施策の充実】障害者の授産施設や小規模作業所に官公需を優先発注する通達を政府に出させる(せこ議員)。

 【タクシー運転手の労働条件改善】タクシー労働者の労働条件改善のため、政府は「極端な走行意欲を刺激する累進歩合制度は廃止を指導する」と答弁(平賀議員)。

 【業者婦人支援】「業者婦人の健康と母性を守り、社会的・経済的地位向上を求める請願」の採択に尽力(せこ議員)。