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【09.05.31】日本共産党 宣伝キャラバン 10巡目 「丸ごと日本共産党を知ってほしい」

 現在の衆議院議員の任期は9月10日まで。各陣営の衆議院選挙の取り組みはラストスパートの段階です。愛知の日本共産党の目標は比例代表東海ブロックの2議席以上の獲得。その得票目標は33万票。前回2005年の得票実績(24万8700票)のおよそ1・3倍です。「前回の3割増」を合言葉に、比例議席増をめざす同党の取り組みを追ってみました。

宣伝する八田ひろ子さん=阿久比町

 同党の愛知県委員会は一昨年の参議院選挙後、次期衆議院選挙に向け、宣伝カーを県内15の小選挙区に順次回す「総選挙勝利をめざす宣伝キャラバン」をスタートさせました。現在で10巡目。演説個所は約1500回にのぼります。

 比例東海ブロック予定候補者の佐々木憲昭衆議院議員、せこゆき子、八田ひろ子の3氏を先頭にした宣伝キャラバン隊の活動は、県境に近い三河山間部や三河湾の離島にまで及びます。

 5月21日、せこさんは長久手町、日進市に入り、5カ所で街頭演説をおこないました。八田さんも東奔西走の毎日です。

 小選挙区候補を立てない、10の小選挙区は文字通り比例一本のたたかい。宣伝キャラバンでは地方議員が主力弁士をつとめます。

 国政選挙候補の経験をもつ大村よしのり豊田市議の演説はベテランのアナウンサーも聞きほれる説得力。豊山町の野崎八十治町議は演説原稿をねりあげて宣伝キャラバンを迎えます。

 県委員会幹部もマイクを握ります。林信敏副委員長は毎週後半各地を回ります。「日本共産党はどういう党かを丸ごと知ってもらうのが主眼」。演説はどこでも「比例は、幸せを共に産みだす党・日本共産党を」で結んでいます。

 後援会役員も街頭に立っています。女性、労働者、業者、弁護士、研究者など多彩な後援会の役員が日本共産党への支持を訴えました。

 星野照彦同党愛知県選対部長は「比例代表は日本共産党が候補者。党の前進を願う人は全員が候補者の選挙」と?総力戦?を強調します。

 有権者の反応は盛り上がってきています。

 せこさんは「駆けつけて激励してくださる人も多く、核兵器廃絶をめざす志位委員長とオバマ大統領との書簡の交換などを話すと、バスを待っている人などから拍手もでて感動しました」と語っています。

 全県宣伝キャラバンは県委員会が宣伝カーを運行しますが、県内12の地区委員会はそれぞれの宣伝カーを動かす独自の宣伝キャラバンをおこなっています。

 尾張中部地区委員会は5月連休後、地区内に6つある市町ごとの比例代表得票目標の実現をめざし地方議員らが宣伝カーで街頭演説を展開しています。

 県委員会は、2月には県内大企業の主要工場前で、3月16日には県内のJR、名鉄、近鉄の全駅頭で宣伝をおこないました。

 6月17日には、昨年秋に続き志位和夫委員長が来名。名古屋駅西口で街頭大演説会を計画しています。同党は、比例・日本共産党の風を愛知に吹かせようと攻勢をかけています。