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【08.07.24】設楽ダム予定地を調査

 
日本共産党の佐々木憲昭衆院議員、せこゆき子元衆院議員、八田ひろ子元参院議員は23、24日の両日、愛知県設楽町の設楽ダム予定地を調査しました。

佐々木氏らは、国土交通省の設楽ダム工事事務所の河野龍男副所長から、ダム基本計画案などについて聞きました。この中で、ダムによって生息できなくなる天然記念物のネコギギ100尾を昨年10月に実験放流し、5日後に10尾の生存を確認したものの、その後は確認できていないことが明らかになりました。
佐々木氏らは関係住民と懇談。住民らは「建設中に地すべりが起きないか」と不安を訴えていました。

佐々木氏らは調査終了後に記者会見し、ダムの必要性に対する疑問が高まったと強調。ボーリング調査をしても安定した岩盤にたどりつかないという証言があり、ダムをつくって地すべりを起こしたらどうなるのかとのべました。
環境問題では、三河湾の汚濁が加速されるという指摘があり、270億円の建設費用のほかに、関係市町村に大きな負担が押し付けられようとしていると指摘。関連企業への天下り問題など追及していきたいと語りました。
調査には、もとむら伸子衆院愛知3区候補や、流域市町村の党議員らが参加しました。