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【08.02.7】東三河のハウス農家を調査

日本共産党の、せこゆき子元衆院議員は7日、愛知県東三河地域の農家を訪れ、原油価格高騰の影響について聞き取り調査しました。
「こたえるねー。収穫しても冬場の収入は重油代で全部とんじゃってるよ」。豊橋市内でナスの施設園芸を営む鈴木隆年さんは訴えます。
鈴木さんが所有するビニールハウス3棟には、それぞれ温風暖房機が設置されていますが、燃料代の高騰で「労賃も出せない」状況です。
鈴木さんによれば、ハウスミカン農家はさらに深刻です。
「私たちは燃料代に年間数百万円使っているけど、ミカンの場合、年間2千万円も使う農家もある。今回の高騰で地区の農家はみんなミカンづくりをやめてしまった」「農家はみんな泣いているのに、政府は何をやっているのか。大規模経営だけでなく、僕たちのようにコツコツ働いている小規模農家にも支援してほしい」と訴えました。

せこ氏は、豊橋温室園芸農業協同組合を訪問し、塚本浩史購買課長と懇談しました。
塚本氏は「ヒートポンプ」(省エネルギー型の熱移動装置)の導入や、ビニールハウスの被覆の多層化に対する国の助成制度について、申請手続きの改善を要望。
 せこ氏は、「施設園芸は日本の農業を支える重要な役割を担っています。国民生活を守るうえでも、国は個別の農家を積極的に応援すべきです。みなさんの要望は必ず国に伝えます」と述べました。