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【07.07.21】Q&A 民主と共産、どっちを選ぼうかと…メールでの質問に答えて

アマデウスさんより(40代・男性)

愛知県在住の一有権者です。支持政党は特にございませんが、護憲派です。
愛知の情勢は如何ですか?

今回は、とにもかくにも自民党を敗北させなければなりません。
際どい位置ならば共産党に、難しい状況ならば民主党にと思っています。

無節操と仰らないで下さい。
憲法違反の(疑いが強い)公明党、99条違反の疑いの極めて高い現政権を必ずや打倒しなければなりません。

情勢のご報告をお待ちしています

たしかな野党を選んでください

メールありがとうございました。

私たちは現在の選挙情勢について以下のように判断しています。

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 自民・公明の暴走政治への有権者の怒りが強まる中で、自公の支持基盤の崩れがおこっており、自民が共倒れし、共産党が勝利した98年の状況が再現されようとしています。

 二大政党キャンペーンのもとで、こうした与党への批判が民主党への支持に流れる傾向がここ数年の国政選挙で続いてきました。今回の選挙では民主党への流れも一部には生まれてはいますが、雪崩を打って民主党へという状況にはなっていません

 5回にわたる党首討論などを通じて、日本共産党の政策と主張が「一番筋が通っている」という評価が有権者の中にひろがり、先週末のNHKと「共同通信」の2つの世論調査で日本共産党だけが支持を伸ばすなど、「たしかな野党」としての日本共産党の存在が浮き彫りになりつつあります。日本共産党の訴えが届いたところでは、どこでも共感が広がり、支持がひろがっています。さらに、保守的な方からも「もう自民党ではダメ、今度は共産党へ」という流れがひろがりつつあり、私たちのがんばり次第では逆転勝利の可能性は十分に存在していると考えています。

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以上が私たちの現時点での選挙区の情勢判断ですが、アマデウスさんにぜひお考えいただきたいことを書きました。少し長いですが、お読みいただければ幸いです。

いま、アマデウスさんのように、「憲法を護るためには、共産党は勝てる可能性が低いので、次善の策として民主党に」という方は少なくないと思います。しかし、こうした方々がこぞって日本共産党を支持していただければ大きな変化が生まれると思います。

全国一区の比例代表は、日本共産党への支持がそのまま議席につながる選挙です。比例代表では日本共産党と支持をひろげていただくようお願いします。

選挙区では、憲法を守りたいという思いを持った方々が、その思いをストレートに託すことのできる選択をしていただきたいと思います。民主の中にも「護憲」を主張する方もいますが、民主は全体としては改憲を党の基本方針とする政党です。民主所属の参議院議員の大半が、自衛隊の海外での武力行使を可能とする武力攻撃事態法に賛成し、防衛庁の省への格上げや海外での活動を自衛隊の主任務にする自衛隊法の改正にも賛成していることはそのあらわれです。

憲法を守るたしかな政党が伸びてこそ、民主党の護憲派といわれる方々も含めて、改憲に反対する国会内での力をより強固とすることができるのではないでしょうか。

7月18日に死去した宮本顕治元中央委員会議長の訃報を新聞各紙が大きく取りあげましたが、この中で「侵略戦争に反対し逮捕され獄中で12年間非転向を貫いた」ことが共通して紹介されています。宮本氏の生き様に象徴されるように、日本共産党は天皇絶対の時代に命がけで戦争に反対した筋金入りの平和の党です。

評論家の加藤周一氏は「しんぶん赤旗」に『宮本さんは反戦によって日本人の名誉を救った」という談話を寄せています。日本の代表的な評論家がこう評価するように、日本共産党平和のたたかいは日本の歴史の中で大きな意味を持っていると思います。

憲法の平和原則が安倍自公政権の暴走によって壊されようとしているときに、それに立ちむかう確固とした信念と立場を持った政党が伸びることがどうしても必要です。

私たちも勝ち抜くために最後まで頑張りますので、ぜひともご支援をよろしくお願いします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。