ニュース

【06.05.25】六条潟、埋め立てないで 八田ひろ子前参院議員らが視察 豊橋市

5月25日「しんぶん赤旗」

視察する(左から)八田ひろ子、斎藤ひろむの各氏=22日、豊橋市・六条潟
 日本共産党の八田ひろ子前参院議員と斎藤ひろむ愛知県議予定候補(豊橋市区)は22日、アサリの発生地として知られる六条潟(三河湾東部沿岸)を視察しました。

 豊川河口左岸に広大に広がる同干潟は、汐川干潟とともに、三河湾に残る数少ない干潟・浅海域で、閉鎖性水域の三河湾を浄化する役割をはたしています。アサリなどの二枚貝が大量に生まれ、県内の潮干狩り場に放流される稚貝のほとんどは、同干潟から採取されたものです。

 県は現在、干潟南部の200ヘクタールを埋め立てて、産業廃棄物の最終処分場にする計画(三河港港湾計画)の策定をすすめており、地元環境団体は同干潟の保全を求めて署名運動を行っています。

 2004年に「干潟海域の保全等に関する法律案」を国会に提出した八田氏は、「埋め立ては、ゴミ対策としては一時的な効果しかありませんが、海の生態系にとっては未来永劫(えいごう)にわたり影響を与えつづけるものです。ゴミ減量策を真剣に考えるべきです。伊勢湾や三河湾の環境・漁業を守るために、時代に逆行する埋め立ては絶対にやめさせる必要があります」と話します。