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【06.05.16】「一度しかない人生歴史進める生き方を」 市田忠義書記局長の話に共感の声 「日本共産党を語るつどい」で 名古屋

5月16日「しんぶん赤旗」

 日本共産党愛知県委員会は14日、市田忠義書記局長をむかえ、「日本共産党を語るつどい」を名古屋市内で開きました。職場支部の党員と一緒に参加した労働者や青年など約780人で会場はいっぱいになりました。八田ひろ子前参院議員が司会を務めました

 

 市田さんは、龍谷大学図書館に勤務し、同大に初めて労働組合をつくったエピソードを紹介し、「一度しかない人生をどう生きるのか。歴史の傍観者ではなく、党員として歴史の歯車を進める有意義な生き方をしてほしい」と入党を呼びかけました。また、事前に出された質問に、丁寧に答えました。

 参加者からは、「職場に支部や党員がいないと要求実現もできないということがよく分かった」「“職場の窓”からしか世界を見ていない自分に気づかされました」などの感想が聞かれました。

 県内の保育園で臨時職員として働いている女性(57)は講演終了後、職場の同僚に勧められて入党を決意しました。入党申込書に記入した後、その同僚とガッチリ握手。「職場では、臨時職員は1年契約で厳しい労働条件の中で、仲間たちがどんどん辞めていきます。これからは、共産党を通じて一人ひとりの同僚とつながって、きずなを強めていきたいと思います。今、自分だけよければという世の中ですが、市田さんがいう草の根で国民と一緒に社会をよくしていくという話に共感しました」と、力強く語っていました。

 「労働組合もなく党員のいなかった職場で、働く仲間と仲良くなることから始めた、という市田さんの話に共感できた」というのは、今年4月に入党したばかりの男性(19)=豊田市=。民間企業にこの春就職しました。職場に党組織がないため地域青年支部に所属しています。

 職場党支部の草の根の活動が職場を変えているという市田さんの話について、「交代制の労働時間帯がきつかったり、会社の決まりにおかしなところもあるんですよ。職場を変えるような党の組織をつくれたらいいですよね。多くの人は、自民党がアメリカと大企業中心の政治をやっていること知らないじゃないですか。市田さんのように職場の仲間と話をして、理解者や協力者を増やしたい」。

 民間企業で契約社員として働く男性(25)=名古屋市=は、「自分のような非正規社員の労働条件が悪いのはなぜか。市田さんの話で大企業、財界の意図がよく分かりました。サービス残業問題など共産党の成果はすばらしい。今から入党について相談します」と語ります。

 今、就職活動をしているという大学4年の男性党員(22)は、「市田さんの話を聞いて一番感じたのは、市田さん自身が職場で一番仕事でがんばったこと。それが仲間に信頼されて党を大きくする道だと思う。自分も就職したら職場で信頼されるようにがんばって、そして職場で大きな党をつくりたい」といいます。