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「桜」怒る住人ずらり 半田で行動「政治変えるときだ」

ボードをかかげ、通行人や車にアピールする人たち=1日、愛知県半田市

 愛知県半田市で1日、政治の私物化、「桜を見る会」疑惑へ怒りのスタンディング行動が取り組まれました。知多半島の市民・平和43団体でつくる戦争は絶対にダメ!知多半島共同連絡センターの主催。

 「安倍内閣退陣」、「税金私物化許さない」とボードを掲げた70人以上が歩道にズラリと並びました。

 リレートークで阿久比町の田中邦雄さん(93)は「『見る会』は参院選前に行われ、税金が票集めに使われた。政府は虚偽答弁を繰り返している。政治を変えるときにきている。みんなで声をあげよう」。知多市の古田明さん(77)は「孫が5人いる。政治が私物化される日本を孫たちに渡すわけにはいかない」と語りました。

 鈴木健一半田市議(共産党)、澤田道孝阿久比町議〈無所属)が参加。鈴木氏は「野党は追及本部をつくり、疑惑を追及している。市民の声が力になっている」。澤田氏は「議会でウソは許されない。首相が先頭でウソをついている。人権と民主主義が守られる日本にしていこう」と話しました。

 東海市の男性(68)は自作のシール投票を持参。「税金の私物化を『許す・許さない』と聞いているが、許す人は誰もいない。この怒りの声を国会で政府にぶつけてほしい」と訴え。通りがかかりの男子大学生(22)は「許さない」とシールに貼り「芸能人が反社会勢力とつながって話題になったのに、政府があいまいにしているのはよくない」と答えました。別の女性は(70)は「年金が下がったのに、医療費も消費税もあがる。生活はどん底だよ。早く辞めさせないかん」と話しました。

(12月4日 しんぶん赤旗)