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改憲発議反対 署名の力確信 女性九条の会が集会

交流会で発言する参加者=16日、名古屋市

 あいち女性九条の会は16日、交流会「桜ではなく梅を見る会―真実を知るために」を名古屋市内で開き、44人が参加しました。安倍晋三首相が狙う9条改憲に反対し、改憲発議を許さない世論を広げようと交流しました。

 会場に飾られた梅の木や絵を見ながら、参加者がグループに分かれて討論。名古屋大学の森英樹名誉教授と原子力市民委員会委員の大沼淳一さんが助言者として加わりました。

 参加者は、「これまで約3400人から9条改憲反対の署名を集めた。新たな緊急署名では4000人を目指したい」「署名は、こんなに集まっているのかと与党議員にも衝撃を与えている」「戦争で悲惨な体験をし、戦後に民主的な憲法ができてうれしかった。安倍さんの改憲の先には戦争が透けて見える。9条にだけは触れてほしくない」などと発言しました。

 森名誉教授は、九条の会の力で改憲をやめさせるか「緊急事態」などを理由に突破されるか、せめぎ合いの最後の場面に来ていると強調。「ここで我々が押し切れば当分の間9条改憲はできなくなるし、安倍さんも倒れざるを得ない。私たちが踏ん張れば、明るい未来をキャッチできる良い場面にいるんだと心して活動に取り組んでほしい」と話しました。

 半田市の女性(75)は、「署名は集めれば集めるほど力になると確信した。安倍首相に9条改憲をあきらめさせるために、地元でもさらに署名を広げたい」と話しました。

(2月19日 しんぶん赤旗)