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「桜」に使った税金返せ 青年らドラム打ちデモ 名古屋で100人

安倍政権退陣を求めて行進する人たち=15日、名古屋市中区

 「桜を見る会、もう黙っていられない!」―。名古屋市中区栄で15日夜、青年らが安倍政権退陣を求めて集会・デモを企画し、SNSを中心に呼びかけに応え、デモの参加者がどんどん広がり約100人になりました。

 力強いドラムにあわせ、「『桜』につかった税金返せ」、「政権交代野党はすすめ」とコール。安倍首相退陣を求める大きな怒りの声が、日曜日でにぎわう繁華街に響きました。

 呼びかけもコーラーにも初めて取り組んだ大学4年の女子学生は、「ウソを重ねて逃げ続ける安倍首相は本当に許せない。反社会勢力との関わりも閣議決定でうやむやにしようとしている。彼らの逃げ切りを許さない。声をあげて、私たちの怒りを証明しよう」と訴えました。

 専門学校に通う男子学生(23)も呼びかけ人の一人。「安倍さんは後援会員を買収し、詐欺をした会社の会長を招待していた。被害者の気持ちを考えたら、いてもたってもいられない。これは僕たちの税金が使われた。こんな政治はもういやだ」と怒りを表明しました。企画をサポートした村田裕昭さんは「安倍政権に日に日に怒りがこみ上げてくる。退場してもらい、新しい政権をつくる前向きな話をしていこう」と語りました。

 日本共産党の須山初美県常任委員、社民党の平山良平県連副代表が参加。須山氏は「国会内外での市民と野党の共闘で安倍政権を退陣させ、新しい政治切り開こう」と話しました。

 刈谷市から参加した女性(35)は「安倍さんの後援会行事にしていたことは明らか。相手は巨大。倒すためには、市民と野党の結束が絶対」。別の女性(34)は「野党合同の追求本部ができて感動した。本気で追及するという意気込みを感じる」と述べました。

(12月17日 しんぶん赤旗)