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ジェンダー平等社会へ 愛知・共産党が学習会

学習会で報告する坂井さん=24日、名古屋市中区

 日本共産党愛知県委員会は24日、性差による差別のないジェンダー平等の社会を目指して名古屋市内で学習会を開きました。約30人が参加し、党の政策を学び、各地の運動を交流しました。

 日本共産党中央委員会の坂井希・政策委員会事務局次長が党の政策「個人の尊厳とジェンダー平等のために」を解説。男女の賃金格差の是正や選択的夫婦別姓の実現、性暴力被害者への支援体制の拡充と刑法改正、同性婚を認める民法改正などを掲げていると紹介しました。

 ジェンダーをめぐる課題は当事者が声を上げることが難しく、これまで政治の光が当たってこなかったと指摘。ジェンダー問題に取り組むことは国民に希望を広げることだとして、「ジェンダー平等の障害となっているいまの政治を変えよう。そして、私たち一人ひとりが憲法や国際的人権規範が求める水準に人権意識を高める努力をすることで党が魅力的で、多くの国民から信頼される存在へと成長していける」と話しました。

 参加者から、行政書式にある不必要な性別欄をなくす岩倉市の取り組みなどが報告されました。

 名古屋市の女性(72)は、「知らず知らずのうちに子どもに対して『男らしく』『女らしく』と求めていた。自分の中にある偏見を打ち破る努力をしなければと思いました」と話しました。

 司会は、高橋真生子県女性部長。須山初美県常任委員があいさつしました。

(11月28日 しんぶん赤旗)