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共同広げ政治変える 愛労連が定期大会

 愛知県労働組合総連合(愛労連)の第60回定期大会が28日、名古屋市内で開かれ、「大きな愛労連をつくり、労働者・国民が安心して暮らせる社会をめざそう」と意思統一しました。

 榑松佐一議長は「9条改憲に一気に突き進もうとした安倍政権だったが参院選で改憲発議に必要な3分の2の議席を割り込んだ。参院選で市民と野党が協定した13項目は、改憲反対のほか、原発再稼働や沖縄辺野古米軍新基地建設反対、消費税10%増税ストップなど、私たちが求めていたもの」と強調。「今年11月に愛労連結成30年を迎える。職場と地域の団結を固め、前進していこう」と呼びかけました。

 各労働組合から34人が発言。「パートや臨時職員が多く、最低賃金引き上げが切実な課題。最賃生活体験、署名宣伝に積極的に取り組んでいる」(生協労連)、「保育、介護職場ではサービス残業が横行している。サービス残業ゼロめざし、実態調査をおこない、ストライキを含め法人と交渉をおこなっている」(福祉保育労)、「銀行では一般行員、契約社員、パート社員がいる。格差是正へ契約社員のボーナス支給、パートの時給アップに取り組んでいる」(金融ユニオン)などの取り組みが活発に論議されました。

 全労連の小田川義和議長、市民連合@愛知呼びかけ人の愛敬浩二・名古屋大学大学院教授。日本共産党の岩中正巳県委員長が来賓あいさつしました。

 大会は「労働者・国民のくらしと平和、憲法が活きる職場・地域・社会をめざし奮闘する」との大会宣言を採択。新議長に知崎広二氏を選出しました

(7月31日 しんぶん赤旗)