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戦争の悲惨、後世に 女性九条の会が語り合う

 あいち女性九条の会は15日、会員が憲法9条への思いを、体験も交えて語る討論集会を名古屋市東区で行い、45人が参加しました。

 同会代表の野間美喜子さんは、弁護士の立場から安倍9条改憲案を批判。「憲法に自衛隊が書き込まれると、自衛隊があらゆる面で優先される。その中で徴兵制もありうる」と述べました。

 長久手市の那須野里美さんは、「藤井聡太六段のファン」だと語り、「そう言えるのは平和だからこそ」と述べ、自らの戦争体験をまとめた手記を朗読しました。弁護士の二宮純子さんは、ご近所の人間同士で政治について語り合っている内容を紹介しました。

 同会事務局の瀬川あすかさんは、道徳の教科書にふれ、「時の政権が正しいと考える価値観に誘導されるのではないか」と懸念を表明しました。

 会場からは、「道徳教育のことについても考えないといけないと思った。憲法9条以外にも考えることがある」、「戦争経験者として、その悲惨さを後世に伝えて行くことが、憲法9条を守ることにもつながる」などの声があがりました。

(4月20日 しんぶん赤旗)