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改憲やめ福祉充実へ 愛知社保協、署名呼びかけ

 愛知県社会保障推進協議会(愛知社保協)は2月28日、縁日でにぎわう名古屋市中区の東別院前で、社会保障制度の充実を求める国会請願署名と、安倍9条改憲NO!3000万人署名行動に取り組みました。県社保協の小松民子事務局長、県民医連の武田修三事務局長らが交代でマイクをもって訴えました。

 小松氏は「国は年金や生活保護費引き下げなど社会保障改悪を進めている。さらに入院時の水光熱費や食費の負担増や薬剤自己負担の引き上げなど全世代の負担増を計画している。一方で大型公共事業や大企業支援施策をやっている」と批判。武田氏は「社会保障予算を圧縮し、防衛予算は年々増加している。改憲されれば防衛予算はさらに増大する。安倍政権に社会保障拡充、改憲ノーの声を届けよう」と署名への協力を訴えました。

 訴えを聞いた参拝客らが次々に足を止め、署名しました。浜中一史さん(69)は「心臓病で通院している。年金が減って医療費負担が大変。安倍首相は『年寄りは早く死ね』と言っているようだ。安倍首相は憲法9条を変えるのでなく、社会保障の推進を定めた憲法25条の完全実施をするべきだ」と怒りの声をあげました。3歳児と参詣にきた母親(31)は「森友や加計学園問題など安倍さんは逃げてばかり。憲法とか社会保障など国民の声を聞かない安倍さんは早く辞めてほしい」と話しました。

 1時間の行動で100人近くが署名しました。

(3月3日 しんぶん赤旗)