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海自潜水艦入港拒否を 党愛知県議団が知事に申し入れ

 
 海上自衛隊の潜水艦が愛知県蒲郡港に初めて入港(10~12日)し一般公開も予定されていることから、日本共産党愛知県議団(わしの恵子、下奥奈歩の両氏)は5日、大村秀章県知事に対し、入港を拒否するよう申しれました。

 10、11日には蒲郡市主催で一般公開(艦上見学)が行われ、12日には自衛隊主催の特別公開(艦内見学)が行われ、応募資格は15歳から26歳までとなっています。7月8、9日には掃海艇「えのしま」「ちちじま」が入港する予定です。

 党県議団の申しれは▽自衛隊艦艇の三河港への入港拒否▽蒲郡地区の港湾施設を一般公開などに利用させない▽自衛隊艦艇の入港は県民生活に影響があり、情報公開をしっかり行う▽日本国憲法を順守し、憲法9条をあらゆる港湾行政に貫き積極的にいかす―の4項目です。

 わしの県議は「自治体が国と一緒になって危険な動きをおこなうことに反対」、下奥県議は「特別公開の応募者の個人情報が自衛隊員募集につながる危険がある」と批判しました。

 応対した担当者は「港湾法にもとづき、民間、自衛艦を問わず、平等に入港や港湾施設の利用を許可している」と答えるにとどまりました。

(6月10日 しんぶん赤旗)