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?兵器より保育園造って?保育士ら安保法制反対訴え

 
 保育士つづけてるの私だ。職員つづけてるの俺だ―。愛知県内の保育士・福祉施設職員有志で結成した安保法反対のグループ約15人が5月29日、名古屋駅前で緊急宣伝を行いました。出産を控えた若い保育士らが、戦争に使うお金があるなら保育士の賃金アップ、社会保障に回してと時折声を詰まらせながら訴えました。

 お腹に赤ちゃんがいる保育士の女性(25)は自分の子どもも待機児になってしまうかもしれないと語りました。「オスプレイ1機分のお金で90人規模の保育園が約100カ所つくれます。軍事費を減らして社会保障に回してください。だから参院選に行きます」と涙を浮かべながら訴えました。
 「障害児童にも待機児がある」と訴えた女性(32)は、子どもの障害に気づいた保護者が、専門の施設で適切な対応をとってもらいたくても施設が足りなくて入れないことがあるとし、障害者と家族が安心して暮らせる社会をと求めました。

 スマホで撮影する通行人や「そうだ」と声援が飛ぶ中、保育士の女性は「大好きな保育の仕事をつづけるためにも今の政治を本気で変えたい」とマイクを握りしめました。
 高齢者施設で働いているシールズ東海メンバーも参加しました。
(6月1日 しんぶん赤旗)