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沖縄に連帯 基地撤去を命どぅ宝あいち20周年集い

 
 「沖縄に連帯し、すべての基地を撤去させよう」―。命どぅ宝あいちの20周辺記念のつどいが22日、名古屋市千種区で開かれ、150人を超える人で会場はあふれました。

 あいさつに立った小山初子代表世話人は、1995年の米海兵隊員による少女暴行事件が同会結成の発端となったことをあげ、「ふたたび元海兵隊員による悲惨な事件が起きてしまったことに深い悲しみと怒りを禁じえない」と指摘。参加者全員で黙とうし、「すべての基地の撤去こそ再発防止の最善策とする沖縄県民の世論を支持し、実現のために力を合わせる」決意を表明しました。
 基地反対運動に40年以上関わってきた伊波義安さんが講演。愛知県の半分以下の面積に、全国の7割以上の基地が集中していることをあげ、「沖縄の人たちが望んでできた基地は一つもない。銃剣で脅され、ブルドーザーで家を壊された跡に基地ができた」、「基地が街の中心部にある以上で危険な構造によって沖縄の経済発展が阻害されている」と語りました。
 伊波さんは、平和憲法を形がい化し、戦争できる国に変えた安倍政権を批判。「自然が豊かで基地のない平和な島を通議の世代に継承していきたい。沖縄だけでなく、日本にある全基地撤去が私の夢。みんなで立ち上がろう」と訴えました。

 参加した男性(72)は、「沖縄の基地問題は決して人ごとではない。基地の危険性を全国に広げたい」と話しました。
 講演後、文化行事が行われ、参加者らは三線や島唄、民謡に合わせ、沖縄と愛知の連帯の思いを込め、カチャーシーを踊りました。
(5月27日 しんぶん赤旗)